KS工法について

発酵促進剤kyowaとKS工法

発酵促進剤kyowaは、酸素の供給を必要としない「条件的嫌気発酵」を行う微生物を利用した資材です。
「液体」「粒状」の2種があり、有機性であればどんな廃棄物も堆肥化することができます。
発酵促進剤kyowaを使い、悪臭や汚濁水を発生させることなく、有機性の廃棄物を高品質の堆肥に加工できる当社の独自技術が「KS工法」です。

必要なものはこれだけ!

  • 堆肥ヤード(廃棄物を堆積して堆肥をつくるための場所)
  • 発酵促進剤kyowa
  • バックホウ
  • ブラックシート
  • シートを固定する土嚢袋

堆肥化の流れ

  1. ① 廃棄物を破砕する(5/8インチ程度)
    破砕
  2. ② 発酵促進剤kyowa(5%)と適切な水分を加える
    仕込み
  3. ③ シート内で熟成させる
    熟成
  4. ④ 2~3カ月に1回攪拌して水分を調整(2回ほど繰り返す)
    切り返し
  5. ⑤ 堆肥の完成
    緑地化や農業肥料として活用・配布
    配布

KS工法の特長

1.堆肥化困難といわれる原料でも堆肥化可能

硬いものから軟らかいものまで。分解しにくいものから、腐敗しやすいものまで。

ありとあらゆる有機物を悪臭や汚濁水を発生させずに最高品質の堆肥にします!!

2.経済性・施工性抜群

プラント施設や機器など、特別な施設は不要!
一般的な建設重機と場所があれば施工可能!
高温発酵で、病原菌や雑草の種子死滅!
単発~継続、大規模~小規模まで、機動性・経済性に優れた堆肥化が可能です。

3.できた堆肥の品質は最高

同じ食材を使って同じ料理を作っても、美味しく作れる人と、そうではない人がいます。 堆肥も同じで、同じ原料でも作り方によって良くも悪くもなるのです。 堆肥の品質の良否は、そのまま畑の土の良否になります。 有機栽培をしているのに、化成肥料と農薬による慣行農法より収量や品質が劣るのは、 施用している有機=堆肥の品質に問題があるのです。
堆肥の品質は、翌年の収量・品質=収入に係る死活問題。
KS工法で作った堆肥は、
①少ない施用量でも効果があり、多く施用しても害が出ない。
②十分な収量を得ながら、環境負荷を与えない。
③土が豊かになり、持続可能な農業を実現する。
KS工法では、作物の品質も収量も向上する、安心してお使いいただける堆肥ができます。

KS工法と従来工法(好気発酵)で作った堆肥の品質の違い

どちらの堆肥も原料は同じ水草。KS工法で作ったたい肥は少ない施用量でも効果に優れ、多く施用しても害が出ない(施用すればするほど効果が出る)、安心してお使いいただける堆肥ができます。

効果の差の秘密は根にあり!!

KS工法で作った堆肥では、真っ白で細かい根がびっしりと生えます。写真は、好気工法で作られた堆肥の中では比較的質の良いものを選びましたが、それでも差は歴然です。KS工法で作った堆肥で野菜を育てると、生育が早く、大きく、きれいで、甘い野菜ができます。 KS工法を導入すれば、十分な収量を得ながら、環境に負荷を与えない、土も豊かになり、持続可能な農業を実現できます。